Digital Image Capture for Analog SEM
Quartz PCI スロースキャンシステムはあらゆるメーカーのSEMのためのデジタル画像取得機能 を提供します。弊社のUSB デジタル画像取得モジュールとウィンドウズ版Quartz PCIソフトによって お客様のSEMからリアルタイムで画像を取得し、標準フォーマットでの保存が可能となります。
Quartz PCI Lab はあらゆるメーカーのSEM、STEM装置から通常の顕微鏡操作に影響を与えることなく、 高解像度、低速走査によるデジタル画像を取得いたします。
- PCIによる SEM および STEM デジタル画像は品質は非常に優れたものになります。
- PCIはお客様の顕微鏡走査生成に合わせて4000までの解像度に対応可能です。
- 画像サイズは顕微鏡のサポートする最大サイズまで連続的に変更させることが可能です。
- PCI Lab はお客様のSEMが持つアスペクト比に合わせてプログラム可能であり、ピクセルが正方形かつ計測が正確であることを保証できます。
旧型アナログSEMを画像のデジタル化でアップグレード
SEMを最新のデジタル画像取得機能で刷新することにより、生産性を改善しながら運用コストを削減することができます。
- クライアントに結果をメール送信
- レポートに画像を取り込み
- データ履歴を簡単に検索
- フィルムや写真そのもの、それらに関する処理を省きます
スロースキャンバージョンの Quartz PCI Lab はどのようなSEMまたはTSEMについても 非常に購入しやすい価格で、高品質なデジタル画像取得および処理機能を追加できます。 今すぐ、SEMをデジタル画像処理に変えましょう!
SEMデジタル画像のパッシブキャプチャ
Quartz Imaging は高解像度SEMデジタル画像取得において、パッシブキャプチャを先駆けて開発してきました。 SEMにおけるパッシブキャプチャによる画像取得の優位性は広く認知されています。
- 画像取得中においてもすべてのSEM操作が行えます。
- ほとんどのSEMにおいて、スケールマーカーはその他のデータと同じく、自動的に画像とともに取り込まれます。
- SEM自体が持つ洗練されたフィルタリングと走査生成機器は最大限に有効活用されます。取得された画像は装置から出力された フィルムと同等です。
USB キャプチャハードウェア
Quartz PCI スロースキャンシステムはUSBでコンピュータに接続されるカスタム開発したデジタル画像取得用ハードウェアを利用します。 コンピュータ内部に専用のボードは必要ありません。ノートPCでもご利用いただけます。SEMに接続するためのケーブルも同梱されます。
- Windows 7, 8, 10 & 11 — 32 and 64 bit compatible
- No slot required in PC
- Plugs into a USB port
対応可能なSEM/STEMメーカー
下記メーカーSEM/STEMを含むほぼすべての装置に対して、デジタル画像取得を追加可能です
- Amray
- ISI
- Philips
- Cambridge
- JEOL
- Topcon
- Camscan
- Leica
- Zeiss
- FEI
- Leo
- Hitachi
- Nanolab
個別のモデルについては *お問い合わせ* 下さい。Augerのような他の画像装置も扱えます。
画像取得以外にも
Quartz PCI スロースキャンシステムは画像取得以上のことができます。 他の競合製品と同等の価格で完全なQuartz PCIソフトウェアパッケージをご利用いただけます。 PCIソフトウェアには画像取得のほか、画像処理、計測、注記、保存、レポートの各機能他を 多数ご用意しております。
仕様
SEM用 PCI スロースキャンデジタル画像取得モジュール
- あらゆる SEM/STEM をデジタル化
- 4000までの走査生成による顕微鏡解像度に適合
- あらゆる画像のアスペクト比にも対応可能
- フレーム平均処理、統合処理
- リアルタイムシグナル合成
- 電源: 100 ~ 240 V, 50 ~ 60 Hz
- パッシブシステム — デジタルビームコントロールは不要
- 任意の画像サイズに変更が可能
- 8-bit または 12-bit 取得
- 2チャンネル同時取得
- USB 2.0 接続
- FCC クラス A デバイス
計測
- 画像内の距離、角度、形状を計測するための完全なツールセット。
- マウスで調整した計測結果は即時反映されます。
- 表形式で表示された計測結果は簡単にエクセル等に貼り付け可能です。
- 寸法表記の端末矢印や補助線、投影寸法他多くの表示オプションがあります。
- スケールマーカー機能により、簡易顕微鏡のようなスケールマーカーのない顕微鏡の画像上にもスケールマーカーを追加できます。
- 連続計測機能により、事前に設定した一連の計測が繰り返し実施できます。
- 半導体装置特有の自動計測機能をオプション機能としてご用意しております。
保存
- 画像はTIFF、JPEGを含む最も汎用的なフォーマットでの保存が可能です。
- ワークグループデータベースは標準機能としてご利用いただけます。 エンタープライズデータベースはオプションモジュールとしてご利用いただけます。 ワークグループデータベースは容易にエンタープライズデータベースへと移行できます。
- データベースはジョブ、セッション、サンプル、画像、マルチメディアファイルを含む外部ドキュメントを監視します。
- 洗練されたデータベースクエリの組み合わせが可能です。
- ネットワーク環境における頑強なレコードロックとファイル共有の仕組みがあります。
- "Send To" 機能を使って、他のアプリケーションから得られたファイルを直接データベースに送ることができます。
- 検索機能で画像をディスクあるいはネットワークから検索し、データベースに追加することができます。
- ODBC準拠によって、マイクロソフト®アクセスといったサードパーティツールとの互換性が保証されます。
- PCIからCD あるいは DVD への保存ができます。
- リムーバブルメディアもすべてサポートします。
- 取得画像の自動保存が可能です。
画像処理
- 画像リサイズと繊細な画像回転
- 画像ファイルに含まれる角度情報を用いた画像逆回転機能
- チルト補正機能
- SEM解像度計測
- さまざまな算術処理を使った画像合成
- ユーザ開発の処理および解析コードのためのプラグインインターフェース
- コントラスト、輝度、ガンマ補正のヒストグラム機能
- スムージング、シャープ補正、メディアンフィルタ機能
- ズーム、移動、色反転、スライドショーの表示機能
- 左右の画像から立体写真を生成。立体の位置補正機能を含みます。
- マウスホィールによるスペクトルズーム、スクロール
- スペクトルオートスケールと表示領域
- スペクトル自動ピークラベリング
- スペクトル自動ピーク検出
- スペクトル KLMラインマーカー
- スペクトルカーソルでエネルギー、個数、また可能な場合X-Ray線を表示
画像取得
- 低速走査、TWAIN、ビデオキャプチャやデジタルファイル入力などのような実際上の 画像生成デバイスからも画像を取得するオプションをご利用いただけます。
- スパイダーシステムは自動的に更新のあったフォルダからのファイル入力が可能です。
- 最も一般的なファイルフォーマットがインポート可能です。
- FEI、Hitachi、JEOL、Phenom、Tescan、Zeiss を含む ほとんどのSEMメーカーからの ファイルをインポートしキャリブレーション情報を保持できます。
- 24ビットカラーおよび、8/16ビットグレイスケールに対応しています。
- Quartz PCI XOne オプションを用いて EMSA形式のX-Rayスペクトルをインポートし、取得することができます。
- 画像取得の共通したユーザインターフェースにより、使いやすさが向上します。
PCI-CFR
- Title 21 CFR Part 11 に準拠して画像を取得しまた保存します。
- 各画像に対する変更をすべて記録する追跡記録を管理し、すべてのバージョンの画像を保持します。
- データの一貫性を確保するために暗号化とダイジェストを利用します。
- デジタル署名されたPDFファイルとしてエクスポートができます。
- パスワードによる保護、許可、ユーザロールの割り当てを提供するためにウィンドウズセキュリティシステムと連携します。
レポート
- 包括的なレポート編集機能がビルトインされています。
- 画像、テキスト、表示要素のレイアウトが可能です。
- レポートページ数上限はありません。
- グリッド表示、グリッド吸着によるレイアウトが可能です。
- マスターページを管理できます。
- データベース項目を自動集計してレポートへの転載が可能です。
- テンプレートからの自動レポート生成が可能です。
- PDF、マイクロソフトワード、パワーポイント形式でのエクスポートが可能です。
- セキュアなPDFエクスポートが可能です。
注記
- テキスト、矢印、幾何形状を画像に追記する完全なツールセット
- 描画ツールは別レイヤで管理されます。描画された要素は他の要素や元になる画像イメージ に影響せず移動させたり削除したりできます。
- 描画要素は回転させることができます。
- 画像上にグリッド表示が可能です。
- デフォルトの描画要素を使って、すべての画像に会社ロゴや、Confidentialといったマーキングを常に埋め込むことができます。
X-Ray スペクトル表示
- マウスホィールによるスペクトルズーム、スクロール
- スペクトル自動ピークラベリング
- スペクトル KLMラインマーカー
- スペクトルオートスケールと表示領域
- スペクトル自動ピーク検出
- スペクトルカーソルでエネルギー、個数、また可能な場合X-Ray線を表示
その他
- デュアルモニタとワイドスクリーン対応
- Windows 7, Windows 8, Windows 10, Windows 11 対応
- 64-bit OS 上でも稼動
- Windows®対応のプリンタへ出力